日曜日, 11月 30, 2008

本 ブーリン家の姉妹

気が付いたら、非常に長い間こちらの日記の更新をしていなかった。 

かなりいろいろなことがあり、全てを書いておこうと思うと目眩がしそうな感じ。
ということで、とりあえず最近読んで面白かった本。

『ブーリン家の姉妹(上・下)』
中世世界史は昔から好きで、特に映画になったものに関しては、時代背景等を知りたくて本を手に取ることも多い。 
今回、この本を読んだのも。もとは映画『1000日のアン』を観ていたから。
今年の秋にこの本を原作とした映画『ブーリン家の姉妹』が封切りになっていて、もうほとんど終了している。 行けるとしたら新宿の新宿バルト9ぐらいか。
史実と比較するとアンが姉、妹がメアリーになっている、あるいはアンがかなりの美形として描かれている等、いくつかの逆転現象があるのだが、別に学者ではないのでそこらへんは気にしない。 基本的にある程度史実に基づいていることは確かで、むしろこの本の面白い部分は姉妹の葛藤にある。 姉メアリー(この本では妹)の視点で基本的に話が進んでおり、分析的な観点から読むと考えさせられることが非常に多い。 作者は女性で、やはり女性作家ならではの女性に対する洞察力にはある意味敬意を表したくなるほどの面白さを含んでいる。
無意識の恐ろしさ、この時代ならではの思考回路。 

“悪意のない悪意ほど恐いものは無い”というのが私自身の座右の銘なのだが、自己顕示欲とパラノイックな思いに縁取りされた男性反抗的な意識の方がもっと怖いことを痛感した。

あわせて、『王妃の闘い—ヘンリー八世と六人の妻たち』を読んでいる。 かなり以前に図書館で借りて読んだのだが、今回は購入。 ヘンリー八世の二人目の妻の話だけでは全体は見えない。 6人も妻を娶らねばならないほど、息子を設けることに執着した流れと結果はこれまた知っておくと面白い。






この手の話でもう一つのお気に入りは、映画『冬のライオン』。ヘンリー二世と妻、3人の息子達の話なのだが、これも愛憎ドロドロ。 余談だが、若き日野アンソニー・ホプキンズが見れる。 若いが、役者として本当に凄い。 感服!
映画とあわせて読んだ本は『王妃エレアノール ― ふたつの国の王妃となった女』。

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